菜の花

カミゾノです。
今朝、洗濯物を干していた時のこと。

今の家の道路を隔てた向こうに畑があって、
そこに菜の花の黄色がきれいに見えます。
今日は青い空に映えて、ホントにきれい。

いつもならこういうのを見ると、「春や！」って素直に喜ぶんですが、
今日は私の菜の花に対する気持ちに、小さな変化があるのに気づきました。

いえね、ショウジの実家で菜の花（ナバナといいます）を栽培していて、
出荷もしてるんですが、冬の間よくいただいてきては、いろんな料理で
食べてきたんです。

天ぷらに炒め物、鍋物も煮過ぎずに食べたら、ゼツミョーな歯ごたえが
たまりません。

滋賀にいた頃は店先にあんまり並ばないし、菜花自体ほとんど
食べたこともなかったので、香川に来てから食べるようになった
野菜なんですが、この間、ショージママが

「あったかくなると花が咲くけん、もう（ナバナが）も採れんのじゃ～」

と嘆いているのを聞いて、生産する側には、あれは収穫の終わりの
しるしなんやわ、と思い至りました。（遅いけど）

昨日からの春らしい天気で、前の畑には黄色い花が続々開花中。
きれいなんやけど、かわいいんやけど、

「でももう食べれんのや・・・」

と菜の花への気持ちにちょいと哀惜の情が加わってる自分に、今朝気づいたわけです。
胃袋に直結した感慨というか、食い意地のはった話なんですけどね。