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第1回 リュウ・タカハシ(Ryu)編第2回 吉川 寛(ごう)編|第3回 小前 昭二(ショージ)編
第4回 神薗 光子(カミゾノ)編


 「開発秘話」第3回は、黙っていれば男前なのに、そのルックスからは想像できないような行動が面白いと評判の小前 昭二氏にインタヴューです。抱腹絶倒の面白いお話が聞けるのでは、とかなり期待しています。


ショージ
― さて、ショージさん、野遊び屋きっての野人と言われてますが、まずはどんな野外生活を送ってこられたのですか?まずはその辺りのお話からお願いします。
小前 昭二(以下ショージ):生い立ちそのものの話ですねぇ、これは。野遊び屋はメインフィールドが香川にあるのに、ガイドの中では僕だけが生まれも育ちも香川県です。そうです、野遊び屋で唯一、生まれた時から「うどん」で大きくなったのであります。
そんなことはどうでもいい?すんません。(笑)
僕のアウトドア歴ですが、物心付いた頃から釣竿をもって親父と兄ィと三人で釣りに出かける毎日でしてね、で、母方のおじぃがこれまた恐ろしいぐらいの野人で、週末や夏休みになるといつも兄ィと二人、魚獲りやマムシ狩りなどへ連れて行って貰い、ホント一年中野遊びですよ、狩猟三昧。普通の遊び、ファミコンなんかが出てきた頃ですから 友達とそんな事も普通にやりながらですけどね、でも、外で遊んでる方が楽しかったかなー。


― 狩猟って言葉が出てきましたが、やっぱり捕ったモノは食べちゃったんですか?
ショージ:何かを捕まえたら必ず「これは食えるか?」などと勝手に解釈しながら食べてましたね。ちなみにいつも醤油は持参でしたよ。それで夕食の時にいつも親にその話をして怒られてね。(笑)


ショージ
― ホント、子供は外で何やってるかわかりませんねぇ・・・。具体的にはどんなゲテモノを食べてたんですか?
ショージ:何からいこうかな。(笑)メジャーなところからいくと、ザリガニや食用カエル。ザリガニは美味いっすよ。焼いても美味いし、生で醤油つけて食べてもいける。(笑)少し変わったもので蛇やおたまじゃくし、めだかに金魚。もう少しやばくなると 魚釣りで使うシマミミズや海釣りの餌になるゴカイなどかな。このあたりはもう最悪でした。(泣)その他にもいっぱいありますが、食べられそうなものはとりあえず口に入れて判断。(笑)


― おたまじゃくし・・・。お、おえ〜。
ショージ:笑い話でね、最悪だったのが、2年間金魚と一緒に精魂込めて育ててきた水槽の自家製ウナギの蒲焼はこの世の物とは思えないぐらいまずかったです!!!金魚の餌喰って大きくなってるから金魚の餌の匂いがするんですわ。(笑)


― 今までのお話からもたっぷりと野人ぶりが伝わってきますが、他にもありますか?
ショージ:大変目が良い。(笑)なんと言いますか、本読まないし、パソコン嫌いやし。(爆)最近では「讃岐のサンコン」などと言われる時も・・・。こんなことを言うと挑戦されそうなので怖いっすね。あ、沖縄のシーカヤックガイド大城さんって人と仲良いんだけど、滅茶苦茶な野人で、あの人もすっごい目が良いですよ。(笑)


ショージ
― あ、その話はごうさん(吉川 寛氏)から伺いましたよ。みんなが見えないような遠くの看板が見えるって。「でもあいつはアホやから見えてても漢字が読めんから役に立たんのや」って。(笑)
ではそろそろ、核心のシーカヤックの方へ話を戻して、(笑)そんな野人のショージさんがシーカヤックガイドを目指したのはどういうワケなんですか?

ショージ:これについても長くなるような気が・・・。頑張って簡単に説明すると、僕がシーカヤックを初めてしたのがちょうど6年前の夏で、今一緒にガイドしている吉川 寛と一緒に奄美大島で一ヶ月ぐらい遊んだのがそもそもの始まりですね。この時はシーカヤックのシの字も知らずに本一つでプチ冒険してしまいました。はっきり言って死ぬ思いはかなりしましたけど、滅茶苦茶面白かったんですよ。
その時にテントを張って綺麗な星空を見ながら、「これを仕事にしたらどんなに楽しい人生が待ってるんやろうか。」と、ふと思ったのがきっかけと言う事にしましょう。


― 星空にロマンチックに誓ったわけですね。(笑)
ところで、ショージさんがフィールドとしている香川県、瀬戸内海をツアーのフィールドとして選んだのはどうしてなんですか?
ショージ:「一番知っているフィールド」って言うのが僕的な答えかな。瀬戸内海の面白さを地元で、それを知らない香川の人に紹介したいと思ったのが一つですね。もう一つは、比較的海が静かな事かな。お客様は初めての方がほとんどですからね、穏やかな海は仕事もやり易い。僕も穏やかなところのカヤックが好きですからね。今でもそうだけど、香川県にはアウトドアガイドを専門でやってる会社は一つも無かったですしね。


ショージ
― なるほど。では話は変わりまして、昨年、ニュージーランドでガイド修行をされてきたそうですね。そのときの話を聞かせてください。
ショージ:Ryu(リュウ・タカハシ氏)と出会ってからNZでのツアーの話をたくさん聞いてたんですよ。話だけじゃなく、世界一と言われるフィールドと仕事を一度見ておきたいと思って、まぁ2週間程しか修行はしなかったんですがね、丁度野遊び屋のNZツアーもあって、皆で出かけた訳です。
衝撃的でしたね。きちんとした役割分担とガイドのプライド、日本のシーカヤック界ではまだまだ考えられないようなシステムの充実を肌で感じましたよ。NZでのガイド修行のお陰もあって、今シーズンのツアーは去年よりも良い仕事が出来たんじゃないかなと思ってます。


― ガイドとして一番気を配っている点は?
ショージ:サービスと安全管理ですね。バスガイドやスチュワーデスと一緒のサービス業ですが、カヤックツアーは独りで参加者全員の命を預かってますから、その重みをいつもしっかり感じながらガイドしてます。天候の悪い日なんかは、自分の実力と照らし合わせて、ツアーの催行を考えます。各ガイドにもツアー催行の権限がありますからね。


― なるほど。まず安全があってこその楽しいツアーができる、ということですね。ではさらに突っ込んでお聞きすると、ガイディングする上で、一番難しい部分、今後の課題となっている部分と言えば?
ショージ:やっぱり気配りかなぁ。それとツアーを成功させる組み立てかな。野遊び屋のツアーに参加くださる方は殆んどが初めて会う人ばかりなんで、当然一人一人違った個性を持ってるんですよ。遊びに来る理由も人それぞれで、シーカヤックを習いに来る人もいればとにかく体験したい人や友人に手を引っ張られて連れてこられた人、などホント動機は様々。それを朝会った僅かな時間の間に判断して、その人、そのグループに合ったツアーを作り上げていくのは頭の回転が遅い僕には、かなり辛いものがありますね。でも昔っから人間観察が好きだったのが今は役に立ってますよ。船酔いしてるとか不安そうなお客様などが、瞬時に分かるようになりましたね。


ショージ
― ツアーに出ている間、ショージさん自身の楽しみってありますか?素人考えですが「毎日海に出るのって、飽きないのかなぁ」って失礼ながら思ってしまいます。
ショージ:ガイディング中と言うか、やっぱり毎回知らないお客様と一緒に海に浮かぶと楽しいですね。それと実は僕、こう見えてもロマンチストだったりします。(笑)キャンプツアーとかに行くと、ポーっと星を見ながら泥酔?したりしますね。瀬戸内海は変わった形の無人島が多いんで、何回見ても飽きないところですから、時にはお客様よりもリラックスしたりしますよ。(笑)あとは、小さい頃からの趣味である釣りやなんかは外せない楽しみだったりしますから。
あ、野遊び屋では、時間的な制約があってなかなか釣りはしないですけどね。「自分の好きなところへ自由に行けて、好きなことをする。」っていう道具がシーカヤックだと思ってるし、これが出来るからこそこんなにのめり込んだ遊びです。


― では、少し話を大きくして、今後のシーカヤック界はどうなると思いますか?
ショージ:僕には分かりませんよ。でも着実に「シーカヤック」という言葉を知ってる人が増えてきたのは実感してます。長い目で見てもっと瀬戸内海が誰でも気軽に海のレジャーを楽しめる場所にしていきたいモンです。


― 期待しています。頑張ってください!では、野遊び屋の「猪木さん」、最後に一言お願いします。
ショージ:えぇ〜っ、最後になりましたがぁ〜!元気ですかぁ〜?!元気があればぁ、カヤックも漕げるぅっ!こぐぞぉ〜ぅ!!いちぃ、にいぃ、さぁん、どぅわぁぁぁ〜!!!!


― 有難うございました。ショージさんの芸を見たい方、是非本物を見に遊びに来てください。(爆笑)


2003年12月末、野遊び屋ベースにて


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